自由な捕虜

こんにちは、ともです。

先日、月一で通っている心療内科に行ってきました。

私が持っている妄想のことについて話したのですが、

そこでこんなワードが飛び出しました。

「自由な捕虜」

これだけ聞くとなんのことやらですよね。

というのも、私の妄想の一つに

「家族の捕虜になっていて自由がない」というものがあります。

自分なりの理屈としては捕虜なので当然、自由はないわけです。

なので、小さな事で言えば、

たとえば、勝手にエアコンの温度を変えてはいけないとか、

コンビニで勝手に好きなものを買ってはいけないとか、

大きい事で言えば、

監視されている気がする、とか、

軟禁状態にされている気がする、とか、

そういう感じのことです。

主治医からはもっと外出して気分転換した方がいいよと言われるのですが、

自分としては不自由な身なので外出してはいけないような気がしていたのです。

そのことを主治医に伝えると、

「捕虜なら捕虜でいいから、自由な捕虜だと思って自由にしたら？」と

アドバイスされたのです。

私としては、その視点は無かった！と目からウロコでした。

自由な捕虜。

捕虜なのに自由。

…自由な捕虜ってなに？（笑）

と、思わず自分にツッコミを入れましたが、

そもそもが私の妄想なのでツッコミを入れ始めたら

全部がツッコミどころなんですよね（笑）

そのことを家族に伝えると、

「３食昼寝付きの自由な捕虜」だと思えばいいんじゃない？と。

なるほど！その視点は無かった！と目からウロコでした。

３食昼寝付きの捕虜。

…それはもはや捕虜ではない（笑）

と、またもやツッコミを入れましたが、

まぁ、そもそも自分で勝手にしてる妄想なんですけどね（笑）

なんにせよ、自由な捕虜という新たなワードを手に入れたのは

良い事ですね。

圧倒的に生活がしやすくなるからです。

今まで、この妄想があるために出来なかったことがあるので、

自由な捕虜ならばできます。

精神疾患の治療では認知のゆがみを正すことが非常に大事です。

この妄想もそうですが、

認知のゆがみから生まれている精神疾患もありますから、

適度に楽観的なのがストレスなく過ごす秘訣だそうですよ。

私も自由な捕虜になるべく、精進します（笑）