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【読書録】「家事か地獄か 最期まですっくと生き抜く唯一の選択」を読んで

おススメの本紹介!

こんにちは、ともです。

稲垣えみ子さん著書

「家事か地獄か 最期まですっくと生き抜く唯一の選択」を読みました。

これ、すごいです。

なにがすごいって、現代人に必要なことがすべてつまってます。

タイトルにもありますが、「家事」って実はすごいことなんですよ。

みんな誰しもなるべくなら家事をしたくない、面倒だと思いますが、

この本を読むと、「家事ありがとうございます。」と言いたくなります。

そもそもなぜ家事が面倒で億劫で苦痛かと言うと、

家事自体が複雑になっているからなんですね。

それは、楽をしたい、もっと便利に快適に暮らしたいという、

人間の欲望がそうさせたというのです。

人間の欲望には際限がなく、

楽ができる便利で快適なモノを買えば幸せになれると信じて、

そうして大量のモノに囲まれて、自分の手に負えなくなるのです。

家事を楽にする方法とは、

膨れ上がって暴走する欲望を手放すことから始まります。

欲望を手放し、楽で便利で快適、を手放すことなのです。

そんなことをしたら、家事はもっと大変になるんじゃないか?

と思いますよね?

むしろまったくの真逆だと言うのです。

自分の手が行き届く範囲内で暮らすことで、

自分の面倒を自分でみることができる。

それこそが「生きる」という事だと。

これには、目からウロコでした。

我々人間は、家事に生かされていたんですね。

ずっと家事なんて無くなればいい、

人型の家事ロボットが登場して全部やってくれたらいいのにと

ずっと思っていましたが、いやいや、とんでもないことでした。

自分の面倒を自分でみれるというのは、

とんでもなくありがたいことだったのです。

老後、自分を助けてくれるのは家事なんですよ。

言い換えると、老後に家事ができるということは

それだけで生きる意味になるのです。

そのためには自分の手の届く範囲、目の届く範囲の生活をする、

これが大事なんですね。

現代人は、自分の事を自分でしていないから、

歳を取った時にどうなってしまうのだろうと、

老後が不安になるのかもしれませんね。

と、思いのほか壮大なスケールで現代の人類へ問う作品になってます。

作者の方が言うには、この本と合わせて、

こんまりさん(読んだことありませんが)の本も読むともっと良いらしいです(笑)


家事か地獄か 最期まですっくと生き抜く唯一の選択

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