小4の時に母親に無理やりバレーボール部に入れられました。
私はまったく興味がなかったのですが、
母から「お前は根性がない、根性を鍛えるために絶対に運動部に入れ、運動部以外はダメ」と言われ、
抵抗したのですが、入部することになってしまいました。
新入部員は私を含めて3人。
部活に入って早々に、その2人に無視されるようになりました。
理由はわかりません。
興味もなければやりたくもないバレーボール部に入り、
そこで仲間外れにされたのです。
精神的ストレスから部活中に倒れてしまいます。
4か月ほどで部活をやめることになりました。
親にも仲間外れの話はしたのですが、根性無しと罵られました。
それから月日が経ち、20歳頃の事です。
当時私は就職活動に失敗し、フリーターになっていました。
上京していたのですが、ある日、母親から電話がきました。
「もしもし、ちょっと電話変わるね」
何の説明もなく一方的に話してきます。
電話の向こうはワイワイと楽しそうな雰囲気でした。
ガチャリと受話器を渡す音がして、
「もしもし、〇〇の母です」と声がしました。
電話の相手はバレーボール部で仲間外れにしてきた子の母親でした。
驚きました。
なにがなんだかわからないうちに相手が話を進めてきます。
「今、なにされてたんですか?」と聞かれたので
「家にいました」と答えました。
すると、「今日はお仕事は?」と聞かれたので
「今日はお休みです」と答えました。
そのあと、シーンとなって沈黙が続いてしまい、
何を話していいのかわからずとまどって思わず、
「…○○さんはお仕事は?」と聞いたのです。
すると、「うちの子は役所に勤めてます」と言われました。
「…すごいですね、役所に就職されて…」となんとか言葉をつなげたところ、
「あなたとはちがいますよ」と鼻で笑いながら言われたのです。
………え?
一瞬、何を言われたのか理解するのに時間がかかって
言葉を出せずにいると、
「電話戻しますね」と言われました。
電話は変わり、
「○○ちゃんのお母さん!懐かしいでしょー?今日親の会の集まりなのよ!」
と母親の能天気な声が響きます。
「それだけ~じゃあね!」と一方的に電話を切られました。
…は?
……は??
ようやく自分が嫌味を言われたうえに
仲間外れをしてきた子が役所勤めで
私はフリーターで、という惨めな思いをさせられ、
そして、私がその子のいじめのせいで
バレー部をやめることになったと知ってるはずの母親から
懐かしいでしょ?と能天気に言われたことが、
一気に襲ってきて、思わず携帯を床に投げつけました。
あれから20年以上経ちますが、
今思い出しても、当時の惨めな気持ちと怒りがこみ上げます。
一体なぜあんなことを言われたのかわかりませんが、
私の人間不信と対人恐怖症をさらに悪化させたエピソードの一つです。
それと、子育てをしていて思うことがあります。
子供が興味もないものを無理やりやらせたりするのは良くないですね。
子供も一人の人間なんです。
興味関心は人それぞれ違います。
それを無視して親の思い通りにコントロールしようとするのは
人権侵害です。
なんでもそうですが、「好きこそものの上手なれ」です。
子供の好きなこと、興味のあることを尊重したいものです。
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