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存在しないものの証明って?

diversity

こんにちは、ともです。

私が発達障害(神経発達症)と診断されたのは30歳を過ぎてからなのですが、

何かおかしいと感じていたのは3歳の頃からです。

当時、保育園に通っていたのですが、

明らかに他の子と成長度合いが違うんですね。

こう言うと、3歳なんて記憶ないだろう、嘘だろう、

3歳で何がわかるんだ、とか言われそうですが、

わかるものはわかるし、記憶はありますし、嘘でもありません。

なぜなら子供たちの輪の中に入れなくていつも孤立していたからです。

人間、ネガティブなことは覚えているものです。

どう他の子と違うのか、言葉では説明するのが難しいのですが、

他の子供たちと同じことが私はできなかったのです。

例えば、今が何の時間なのかわからない(お遊戯、お昼寝、おやつなど)、

他の子は列を作って並んでいるのに並べない(なぜ並んでいるのかわからない)、など。

なので怒られる回数が他の子に比べてダントツに多いのです。

それだけではなく、特に女性は、3歳でも女性なんですね。

女性特有の仲間意識みたいなものがあり、(女性独特のマウンティング的なものもある)

それに合わせることができないので、いつも排除されるばかりでした。

なぜ、排除されてしまうのかわからず苦悩の日々を送っていたのです。

保育園での時間はひたすら耐え忍ぶ時間でした。

これが小学生になれば変わるかもしれないと淡い期待をしたのですが、

結論から言うと、期待は大きく外れました。

いつになっても成長の度合いも違うし、

女性としての成長も来ないのです。

一体自分の身に何が起きてるのか?とずっと混乱していました。

いよいよこれはおかしい、何かしらの病気なのでは?と

思い始めたのは16歳でバイトをした時です。(27年前)

仕事が出来ないのです。

一生懸命やっているのに出来ない。

意味がわからないですよね、やってるのにできないって。

自分でもそれが一体なんなのかわからないのです。

当時、心療内科が出来始めた頃だったので、行ったのですが、

結果は、「あなた全然大丈夫そう」だと言われ帰されました。

そんなわけないだろうと思いました。

こんなにおかしいのに、と自分ではわかっているのに

人には伝わらないのです。

この世に発達障害という言葉そのものがまだ存在していない時なので、

存在していないものを存在していると証明が出来ないんですね。

そのうえ、目で見えないものを説明しなければいけないのと、

形のない物の証拠をどうやって提示するのか?ということです。

ムリゲーですよね。

そんなこんなで、何もできないまま、月日がすぎ

子供が生まれて産後うつになった時に、

たまたま行った病院で「発達障害」と診断されました。

この時、産後うつがひどすぎてぴんと来ず、

そのまま10年以上が過ぎて今に至ります。

今思うと、精神医学のめざましい発展が起きていたのです。

ムリゲーだと思っていたものが

いつの間にやらクリアできているという奇跡。

うつでひどかった10年の間には法の整備もだいぶ進んでました。

(今ようやくそのことに気づけました)

しかし、それでもまだ大変な思いをしている人はたくさんいるだろうし、

証明されたからゴールではなく、偏見もまだまだあります。

本当の意味での理解はまだ先のような気がしますが、(法の整備も)

精神医学は常に進化していると思うので、今後に期待ですね。

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