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4月なので改めて1年を振り返る

強迫観念

治療から一年経過して

強迫観念の治療を始めてから1年ほど経ちます。

この1年でだいぶ強迫観念の症状も和らいできました。

毎日の生活もだいぶ変わってきました。

大きいところで言えば、家族との関係性に少しだけ慣れてきた感じです。

小さいところで言うと、掃除機を毎朝かけられるようになりました。

驚くかもしれませんが、

私は夫に怒られるのではないかという恐怖で掃除機がかけられなかったのです。

実際、現実的に怒られることはないのですが、

強迫観念の思い込みから、

男性というのは大きな音をたてるとイライラして怒鳴るもの

という思い込みがあったんですね。

なので、掃除機というのは音がするものなのでダメだと思い込んでいたのです。

思い込みの原因

思い込みの原因として自分で分析すると、

おそらく父親の影響ではないかと思われます。

私の父親は普段無口なのですが、

なぜか話しかけると怒ったり怒鳴ったりする人だったんですね。

今思えば父親も発達傾向がありアスペルガータイプの人だったんだと思うんですけど、

自分の思うようにしたいので邪魔されると攻撃してくるような感じだったんです。

当時はそんなことは知らないのでなぜ怒鳴るのかわからなくて恐怖の対象でした。

自分の行動の何が不満でいつ怒鳴られるかわからないので常にビクビクしていて

父親がいると気が休まる時が無かったのです。

同一視

ストレスの多い子供時代を過ごしたことで、

大人になっても、男性というのは恐怖の対象で、

父親への恐怖感を夫にも持つようになってしまうんですね。

本来は違う人間なのでそんなわけないんですが、

同じものとして同一視してしまうんです。

この同一視がやっかいな強迫観念として

生活全般に及んできたために、

掃除機すらかけられなくなっていたというわけなんです。

本人に聞く

私にとってはかなりハードルが高かったのですが、

強迫観念の治療として、病院から指示されたのは、

本人に聞く、ということでした。

シンプルかつ的確な指示なのですが、

私としては最初はそんなこと怖くて聞けないよ!と思いました。

ですが、思い切って夫に掃除機をかけていいか聞いたんですね。

てっきり怒鳴りつけられるのではとビクビクしていたのですが、

べつにかけていいよという返事だったので拍子抜けしました。

まだちょっとだけ怖い気持ちもあるのですが、それからは

これも治療の一環と思って毎朝掃除機をかけています。

小さな一歩

みなさんにとっては掃除機をかけるなんて普通の生活だと思いますが、

私にとっては特別なことだったのです。

この特別で小さな一歩を踏み出せたことは治療としてかなり効果があったと思います。

ここから生活の中の強迫観念を一つ一つ丹念にクリアにしていくことが重要で、

時間はかかってもやるべきことなのかなと思います。

まとめ

人間の脳みそというのは本当に不思議なもので

一度学習したことを変えるというのはなかなかに大変な作業になるのですが、

日々の積み重ねで少しずつでも変化していけると信じて

これからもやっていきたいです。

私と同じように強迫観念でお困りの方の何かしらのヒントになれば幸いです。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

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