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【読書録】「すごい貯蓄」を読んでの感想と個人的な経験談も交えて

おうち時間充実

本を読んで感じたこと

YouTuberのくらまさんの著作「すごい貯蓄」読みました!

結論から言うと、貯蓄ってめちゃくちゃ大事って話なんですよね。

本書にも書かれてましたが、

くらまさんの社会人生活は出だしでつまづいたことが貯蓄への強烈なきっかけになってるんですよね。私自身も似たようなことがあったので、とても共感しました。

実際、私も普段から節約を心がけているのですが、

それは社会人として出だしでつまづいたことで、

お金を稼げなくて死を痛烈に感じた恐怖心からなのです。

お金が無いという経験をしたことでその恐怖から節約をしているわけです。

なので、この本を読んで改めて貯蓄の大事さを感じました。

貯蓄って心の安心・安定なんですよね。

(経験談)社会人になってのつまづき

私は今でこそ発達障害だったことがわかっていますが、

学生時代は知る由も無かったので短大を卒業してから大つまづきしました。

まず就職活動の仕方が分からなかったのです。

就職活動に失敗したのではなく

そもそも就職活動というものをどうやるのかわからなくて就職できなかったのです。

友達とか学生課に聞いたりしなかったの?と思うかもしれませんが、

友達がいなかったのと、学生課に行って聞いたのですが、

「就職活動ってどうやるんでしょう?」と聞いたら「自分で考えなさいよ!」と返事されたのです。

おそらくですが、

学生課の係の人もまさか就職活動の仕方が分からないとは思ってなかったんだと思います。

当時、発達障害というものがそもそも一般的に知られてもいませんし

もちろん配慮などというものも存在しませんでしたから。

そして私自身も知らなかったわけです。

そこで気が付いたら就職浪人というものになっていました。

アルバイトでもつまづく

そこでアルバイトをしてみるんですね。

そしたら、(発達障害があったからなんだと思うんですが)

働くことが出来なかったのです。

最初はお寿司屋さんのアルバイトでした。

まず注文が取れない、お皿の位置がわからない、適切に動けない、仕事の覚えが悪い。

日払いの仕事だったのですが、

2日目に顔を出した時には店の人の態度が明らかに冷たくなっていて

完全に仕事中に無視されたのです。

どうしていいのかわからずオロオロしているうちに一日が終わりました。

日払いの封筒を冷たい態度で渡され受け取って中を覗くと

どう見ても金額が少ないのです。

恐る恐る、「あの…金額がすくないのですが…」と言った瞬間に

「当たり前でしょう!それだけの働きしかしてないんだから!」と

怒鳴りつけられました。

私にも生活があるので困ってしまいました。

「ですが…」と言いかけた瞬間に相手が激怒して

「これしか働いてないのに金だけ欲しがるなんて!なんて意地汚い子なの!」

そう言うと店主の奥さんに足りない分の数千円を投げつけられました。

何が起きたのか最初分からず呆然としてしまった私は

しばらくして床に散らばった千円を拾い、とぼとぼと家に帰りました。

その時にお金を稼ぐということがこんなにも辛く苦しく惨めなのかと思ったんですね。

お金が稼げないということ

資本主義の社会で生きていくのにお金が稼げないのはイコール死を意味します。

親との仲も折り合い悪くお金の面で頼ることが出来なかったので、

色々バイトをしてみるものの、どこにいってもダメで

基本2日目には冷たくされたり嫌がらせが始まります。

自分から辞めるように仕向けられるんですね。

でも、私も生活があるので必死でした。

お金を稼げなければ生活できないという恐怖から辞めることが出来ないのです。

嫌がらせに耐えなければいけませんでした。

本当につらい日々でした。

試用期間でクビになる

親との折り合いがますます酷くなり実家を追い出されるように一人暮らしを始めたのですが、

それまでのバイトで苦しい経験をしたので今度こそはと事務職の仕事に就きました。

ところがです。

電話が取れない、メモが取れない、臨機応変に仕事が出来ない、

データの入力を間違う、ピッキング作業が遅い、仕事の覚えが悪いなどで

ここでもまた2日目には冷たく接されるようになりました。

最後はほうきを持たされて1日放置されるという事態に。

この会社に就職するときに部屋や家財道具はすべて会社が用意してくれていたので

もし、辞めさせられたら無一文になってしまうと思いぞっとしました。

しかし1か月持たず試用期間内で「明日から来なくていいから」と言われて

恐れていたことが現実となってしまいました。

家財道具を失う

会社を辞めたので家財道具をすべて没収されました。

布団から何から全部です。

何も無いガランとした部屋で呆然として、あまりの辛さで泣きに泣いて

文字通り3日3晩泣きました。

本来は会社が用意した部屋なので出ていけと言われたのですが、

すぐには引っ越せるお金が無かったので

待ってもらうことになりました。

しかし、大家さんからは顔を会わせるたびに早く出てけと言われました。

とにかく働くしかない

とにかく家賃だけでも払わないといけないので、当時37000円の家賃を稼ぐため

アルバイトをします。

でも1週間もたないんですね。

仕事が出来ないのでわざとシフトを減らされたり、

無視されたりするのです。

でも家賃を払わなくてはホームレスになってしまう、そう思って必死に耐えました。

しかし、最後は家賃すら払えなくなってしまったのです。

通帳の残高を見ると3万を切っていました。

どうしよう…と青ざめました。

姉に助けを求める

もう自分の力ではどうにもならない、親には頼れない…

どうしたらよいのかわからなくなりました。

そこでもう背に腹は代えられないと思い、生きるためにある手段にでました。

それは姉に頼る事でした。

(色々事情があり)当時の私は家族に頼るということに抵抗があり出来なかったんですが、

思い切って姉に電話をし事情を説明して助けを求めました。

しかし、電話で姉に

働けないなら実家に帰れ、帰りたくないなら死ぬ気で働け」と言われます。

困りました…私には帰る家などないのです。

死ぬ気で働くしかない

電話を切った後、泣きに泣いてふと泣き止んで思いました。

そうか死ぬ気で働こうと。

資本主義の世界で働けない人には死しかない。

それなら死ぬ気で働くしかないんだ、と

姉の言うことはもっともかもしれないと、当時の私は思いました。

そこからは嫌がらせを受けようが目の前で嫌味を言われようが

バイトを掛け持ちしながら次々とクビになりながら自転車操業のように働きました。

今ならセーフティネットとして福祉の力を借りられるのかもしれませんが、

当時の私は家族や周りの人やバイトの人など、「お前が悪い」と言われ続けていたので

自分が悪いんだ、自分が悪いのに福祉に頼るのはダメなことなんだ…と思い込んでいたのです。

今ならきっと福祉に助けを求めるとか生活保護など色んな選択肢があったと思いますが

常に追い詰められた状況にいたため、そういうことに思いがいかなかったのです。

(もちろん今は福祉の力を借りて生活しています。)

そんなこんなでどうにか家賃だけは払える程度の暮らしをギリギリしていました。

なぜか助け出される

そんな日々を過ごしていたところなぜか姉に助け出されて

姉の勤める会社にアルバイトとして雇ってもらえることになり生活が安定しました。

そこからは引っ越しの費用を姉に出してもらったので返すために貯金を始めます。

元々お金を使うタイプでは無かったのでほどなく姉への借金は返し終わりました。

仕事が出来ないのは変わらなかったものの姉の助けもあり

初めてクビにならずに仕事が続けられるようになりました。

すると、貯金も出来てきます。

パチンコで散財

人間というのは本当に愚かなもので、あれだけ苦しい思いをしたのに、

いや、したからこそなのか、気が緩むときがくるんですね。

生活が安定して貯金が出来てくると余計なことや無駄なことに使い始めたのです。

今思うと、なんてことしたのだろうと思うのですが、

会社帰りに毎日のようにパチンコに通いだしたのです。

そこで相当貯金を散財してしまいました。

出産を機にパチンコをやめる

30歳で妊娠出産を機に産後うつなどを経験して自然とパチンコには行かなくなりました。

というか、子供の世話でそれどころではなかったのと、

(色々事情があり)夫との仲も最悪な状態となってしまい、

逆にこれがきっかけとなり

夫といつ何があっても大丈夫なようにお金を貯め始めたのです。

これが私の恐怖心からの節約の始まりでした。

恐怖心での節約から、未来への貯蓄へ

今までずっとお金が無くなるかもしれない、明日来なくていいと言われるかもしれない

そういう恐怖にさらされてきたので、お金への恐怖がひどかったんですね。

なので、夫との仲が悪くなった時も明日どうなるかわからないからと

なるべくお金は使わないように貯めるようにしていました。

ある意味、強制的な節約生活をしていたわけなのですが、

しかし、今から1年ほど前にそういったことのほとんどが

(夫との仲やお金への恐怖、その他もろもろの思い込み)

私の発達障害や強迫観念からくるものだということが判明し、

恐怖心からの節約ではなく、

これからの自分たち家族がより良く暮らすための貯蓄なのだという

認識へと私の中で変わっていきました。

今は貯めたお金は、例えば、資格の勉強に使ったり、ブログを開設したり

家族で時々外食を楽しんだり、おいしいスイーツや旅行に使うなど

節約は節約としてしながら適度に使ったりもしています。

未来への楽しみのための貯蓄へと変わってきたのです。

なので、貯蓄といっても使いつつなので、

くらまさんのように突き抜けた貯蓄というわけでは無いですが、

先取り貯蓄やつみたてNISAのような投資など

普通の人でも取り入れやすい貯蓄の話なども本に書かれていたので

これからはそれを参考にやれる範囲で真似してみようかなと思いました。

まとめ

以上、私の経験談や失敗談なども交えながら感想を書いてみました。

途中からはくらまさんの本の内容とはだいぶそれてしまいましたが、

この一年ほどで、強迫観念が少し良くなったことで

自分の楽しみや家族の時間を豊かにする為の節約をできるようになって

改めて貯蓄というのは心の平穏や安心をもたらすものだなと考えます。

それだけではなく、使い方も変わってきたように感じます。

それも貯蓄のおかげなのかなと思うのです。

ここまで拙い文章と個人的で長い話を読んで頂きありがとうございました。


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