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屈辱の大学受験

ストレス

私は小5から16歳までひきこもっていたのですが、

16歳の時に大検(現在の高認)の予備校に通うことになりました。

うつ状態でひきこもりでしたから、久々の学校なわけです。

大検の予備校はフリースクールのようなところで

様々な事情の人が来ていたこともあり通いやすい学校でしたので

私でもなんとか通えました。

2年半ほどで大検を全科目合格し、

ようやく高校卒業と同程度の資格を得ました。

資格を得られたことでホッとしたのですが、

それはつかの間でした。

母親から「大学へ行け」と言われたのです。

私は心の中で「いやいやムリだろ」と思いました。

大検の予備校はなんとか通えても

そもそも普通の学校にすら行けないから大検を取ったのに、

普通の大学なんて行けるわけがないと思いました。

なので、母には行きたくないと断ったんですね。

しかし、「いいから行け!!」と怒鳴りつけられ

無理やり受験させられることになりました。

それなのに、いざ受験をする段階になったら母が、

お金を出すのは父親だからと、

「お父さんに頭を下げて『大学に行かせてください』と言え」と言われます。

私は嫌だと言ったんですが、

嫌がる私をむりやり母が父の前まで連れていき、

頭を押さえつけるようにされ、

無理やり頭を下げさせられたのです。

しかも母は「この子が大学でがんばりたいと言っているからお願いします」と言うのです。

私は頭を押さえつけられながら

心の中で、「え?!」と驚きました。

そもそも私はやりたくないのに無理やり頭を下げさせられてるわけです。

それなのに、「私が大学に行きたいことにされた」のです。

しかし、父が怖かった私は本当のことも言えず、

母の思うようにされるのでした。

もう25年も前の話ですが、

今でも思い出すと心が屈辱でいっぱいになります。

結局、無理やり地元の短大を受験させられ、通うことになりました。

しかし、もともと学校に不慣れな私は

友人も出来ず孤独な2年間を過ごすことになりました。

そして、短大を卒業した時に母から

「やっとこれで私の仕事も終わり」と言われたのです。

母の自己満足のために2年間我慢させられたのかと思うと悔しくてたまりません。

今思うと、なぜ母の言うことを聞いてしまったのか、

なぜ断り切れなかったのか、

そして、自分自身も主体性がなかったことに対してとても後悔しています。

「後悔している」と言うと、

『大学まで出してもらえたんだから親に感謝しろ』と言う人もいるでしょう。

しかし、私にとってはこの時の出来事はトラウマでしかないのです。

短大を卒業後、フリーターを経て上京し事務員の職に就きましたが、

(発達障害のため)働くことが出来ず、

「大学出てるくせに使えない」と言われました。

行きたくて行ったわけじゃない大学を出てることで

「大学を出てるくせに」が余分にくっついて悪口を言われる、

悔しさといったらありません。

『大学行けるだけで贅沢だ』と言う人もいるかもしれませんが、

私には逆効果だったのです。

親の言うとおりに生きてしまったことはもう取り返すことはできません。

過去を振り返ると後悔がありますが、

自分の主体性の無さも要因の一つであるのも事実です。

それならば、気づいた今から変えていこうと思うのです。

といっても何か特別な事をするわけではなく、

要するに自分の気持ちを大事にすることなのかなと思います。

「自分軸」というものですね。

これからの人生は自分軸で生きることを大切にしたいです。

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