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【読書録】「認知バイアス事典」を読んで

おうち時間充実

こんにちは、ともです。

情報文化研究所 著書

「情報を正しく選択するための認知バイアス事典 行動経済学・統計学・情報学編」

を読みました。

認知バイアスを知ってますか?

認知バイアスとは、偏見や先入観、思い込みや誤解などを

幅広く指す言葉として使われています。

バイアスがかかる、なんて言いますよね。

偏った見方をしているときなどに使います。

私たちの生活の中で気づかぬうちに様々なバイアスによって

認知がゆがむこともあるんですね。

私がこの本を読んで一番驚いたバイアスは、

意地悪世界症候群」です。

聞いたことありますか?

私はこの本で初めて知りました。

意地悪世界症候群とは、

テレビやインターネットなどのメディアを通して

暴力的な世界観に触れることで

世間を冷たいと感じるようになること、らしいです。

そもそも世界で起きていることすべてを

メディアが伝達することは不可能ですよね。

なので、メディアを通して見る世界はありのままの世界とは言えません。

ですが、私たちの世界の認識はメディアを通したものだったりします。

制作側はより劇的なシーンを入れることで見てもらおうとしますし、

ネットの世界も同じように、暗いニュースほどより拡散されていたりします。

人は本質的に生存することを最優先に脅威に備えます。

つまりネガティブな情報ほど注意が向いてしまうわけですね。

こうして実際よりも世間が危険で残酷だという

歪んだ世界観が形成されていくわけです。

今回この本を読んでこの概念を知った時に、

私もそうかもしれない…と他人事には思えませんでした。

子供の頃から人間社会への不信感はありましたし、

私の中の世界観は冷たく残酷で悪人だらけなイメージだったのです。

この世界観に名前があった、ということに驚いたわけです。

当然なんですが、普通の生活の中で

暴力的な事件に巻き込まれる事ってそうそうないんですよね。

私の中ではこの当然のことが抜けていました。

本当に世界がそういうものなんだと思い込んでいたのです。

(もしかすると発達障害の思い込みの激しさも関係しているかもしれませんが)

私にとってはとても良い発見になりました。

自分が思っているほど世界は怖くないのかもしれないと思えたからです。

そして、本当の世界はもっと複雑で雑多な側面もあるんですね。

もし、私の他にもこのバイアスにかかっている人がいたら

ぜひ読んでみて欲しいです。

他にも様々なバイアスが載っていて

こんなにあるの?!と驚きと発見があると思いますよ。

こんなバイアスがあると知るだけでも

生き方や価値観や生活に変化があるかもしれませんね。


情報を正しく選択するための認知バイアス事典 行動経済学・統計学・情報学 編


情報を正しく選択するための認知バイアス事典

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