こんにちは、ともです。
精神科医YouTuberさんが、
精神疾患と社会的な問題の関係性について
動画に上げていたのを見て、
自分なりに考察してみました。(アウトプット大事です)
精神疾患は、遺伝子×環境ストレスで発症します。
元々持っている遺伝子的な問題と、
社会的なストレスが大きな要因になっているんですね。
これは、長年精神疾患を患ってきた自身の経験からもそう思います。
私の経験でお話しすると、まず貧困の問題がありました。
私の両親は飲食店を経営していましたが、
事業としては大きくなく、
家族が食べていくのが精いっぱいだったようです。
父親はお酒をよく飲んでいましたし、ギャンブルもやっていたので
そういったものも家計に関係あるかもしれません。
生活に余裕が無いせいか、心の余裕もなかったように感じます。
元々は父親が発達障害傾向(ASD)で(おそらくですが)
普通の会社勤めが難しかったため、
料理の道に入り、独立して始めたお店だったという経緯があります。
発達障害傾向があるせいか、子育てがあまり上手とは言えない父親でした。
これに、母親のカサンドラの問題と、
男女格差の問題からの家族関係の悪化、(当時は男尊女卑が当たり前でした)
母親自身もADHD傾向があるため、(こちらもおそらくですが)
やはり子育てが上手とは言えない母親でした。
そこに、私(子供)の発達障害(ASD、ADHD、LD)が加わり、
子育てが苦手な両親と、育てにくい子供という悪い組み合わせになったのです。
それもあって、家族関係はあまり良くはありませんでした。
そして、私は特性ゆえのいじめが原因でパニック障害を発症。
不登校になりひきこもりを経験しました。
それに対して学校側の対応はほぼ無く、
むしろ不登校に対しての風当たりは厳しいものでした。
また、両親からの対応も良いものとは言えませんでした。
これらを総合して考えると、
発達障害傾向の両親という遺伝子的な問題と、
発達障害ゆえの働けない問題からの貧困、
カサンドラ、男女間格差の問題での家族関係の悪化、
特性ゆえの子育ての苦手さと育てにくさの問題の掛け合わせの悪さ、
特性が原因によるいじめの問題と不登校に対する学校側の不対応など、
様々な遺伝子的要因と社会的ストレス要因がかけ合わさって
結果的に精神疾患が発症しているんですね。
すべての人がそうなるとは言いませんが、
負のループに入る時ってありますよね。
何か1つつまづくと、ガタガタとつられてつまづくというような。
それと一緒で、不運に不運が重なった結果なんですよね。
こういった社会的なストレスから、
精神疾患になるのを防ぐにはどうすればいいか?ですが、
やはり、社会が変化していくことが大事だと思います。
これは、社会のせいにしているというよりも、
社会がより良い環境に変化することが誰にとっても大事だからです。
なにより、精神疾患に今後なる可能性のある人(予備軍)を
未然に防ぐことにもつながります。
誰しもなんらかのきっかけで精神疾患になり得る可能性はあるわけです。
防げるものは防いで、
不運な人を生み出さない仕組みが社会には必要なわけです。
不運な人を生み出すことは、社会的な損失でもあります。
誰かを犠牲にした上に成り立つ世の中は、
次の犠牲を生み、誰にとってもやさしくありません。
誰にとっても生きやすい世の中になってほしいです。
長年精神疾患を抱えてきたのでつくづくそう思います。
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