２０１１年の冬、里帰り出産をしました。
私自身は里帰りしたいとは思ってなかったのですが、
親に強く言われて従うような形で選んでしまったのです。
親の言うことは絶対だと言われて育ってきたので、
言うことを聞かないといけないと思い込んでいたためです。
もともと親とはうまくいっているとは言い難い状態でした。
当時、実家は二世帯住宅で、１階部分に親と祖母が住み、
2階部分には叔父さん夫婦と、いとこが住んでいました。
私が里帰りした時、いとこが受験を控えていたのです。
親から来いと言われて無理やり帰らされたのに、
「こんな大事な時期に帰ってくるなんて非常識」と母に言われます。
しかも、「○○（私の名前）がいると水道光熱費がかかるわ」と愚痴をこぼしていたのです。
お金に関しては言われるだろうと思っていたので、
前もって親にお金を渡していました。
しかし、何に使ったのかはわかりませんが、
渡した初日で使いきってしまったらしく「金が無い」と母に愚痴られました。
そんな状況でしたが、身重の体とパニック障害があったので
すぐには動けず結局４か月ほどを実家で暮らすことになりました。
その間は我慢の連続でした。
母乳の出が悪い私に母は
「普通はもっと出るはずだ」と母乳育児を強要してきたり、
「紙おむつはダメだ」と言って、無理やり布おむつにされ、手間を増やされました。
子供が夜泣きをすれば、「泣かせるな」と言い、
「お前のあやし方が悪い」と責められました。
ずっと我慢をしていたのですが、
母の言動があまりにひどかったので、
耐えきれずに「いい加減にして！」と怒ると、
母は機嫌を悪くし、抱いていた赤ちゃんを床にドンと放り投げました。
これには本当に肝が冷えました。
まさか生まれたばかりの赤ちゃんに乱暴をするなど思いもよらず
私はその後何年か親と連絡を絶ちました。
今は連絡を取ってはいるものの距離を置いています。
世間的な常識として親がこんなことをするはずがないと思われるのか、
この話をしても誰も信じてくれませんでした。
でも本当の話です。
この事がきっかけで強迫観念が酷くなり今も苦しんでいます。
回復に向け治療をしている今言えることは、
「親の言うことなんて聞くんじゃなかった」
ということです。
実家を出てから10年ほど経っていたので
親がこういう人たちだったということをうっかり忘れていました。
心のどこかで改心していると思ってしまったのかもしれません。
子供の頃から、
「親は絶対、親の言うことが正しい、だから尊敬しろ、言うことを聞け」
と言われて育ってきたので、そうしなければならないと思いこまされていたんですね。
でも、よく考えると親なんてただの人間なので「そんなわけがない」ですよね。
歳を取ったからといって人間そう変わるもんじゃないです。
私はとても後悔しているので、
今まさに親の言うことを聞かざるおえなくなってる人に声を大にして言いたいです。
「親の言うことなんて聞かなくていい」
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