正直言うと、障害年金が受け取れるようになって怖かったのです。
何が怖かったのかというと、世間の目や偏見でした。
働けないので障害年金を申請したのですが、
働かずにお金を貰っている、ずるい、と思われるのではないか？
そう思うと怖かったのです。
ネットやテレビで見聞きしたことがあったり、
精神科医ですら、障害年金に対して偏見を持っている人もいて
障害年金に甘えて働こうとしなくなるから貰わない方がいいと
言われたこともありました。
でも、それは違うと私は思うのです。
発達障害は脳の機能に生まれつき特性があり、
自分の能力や意思でどうにかなるものではないし、
社会や時代に自分の脳の特性が合わないこともあります。
脳の生まれつきの脆弱性もあるでしょう。
それは自分で選べないですからね。
人によっては奇跡的に社会と時代に合うような発達障害の人もいるかもしれません。
でも、それは奇跡的に合致しただけで、
その人の能力とはまた別の次元のものです。
運とかそういうものです。たまたまです。
私も含めて多くの発達障害の人にはそんなものはないので、
普通にただただ困ってます。
そういう中で利用できるものが障害年金だったというだけです。
ようやく見つけた細い糸を奪うようなことは違うと思うのです。
それと、これは最近思うことなのですが、
障害年金は貰うことがゴールではなく貰ってからがスタートだなと思いました。
今更何を、と思われるかもしれないですが、
私は最近まで貰うことがゴールと思っていました。
だからどう使っていいのかわからなかったのです。
でも、貰ってからがスタートなんだと思うと
何に使うべきか、どう使うべきか、
どう活用するのが自分にも家族にも社会に対しても、
良い使い方になるのか考えるようになりました。
そして、考えた末にこのブログを始めてみました。
とても小さいことなのですが、
自分と同じような障害を持っている人と発信を通じて繋がれたらいいなと、
そのことに活用しようと思ったんですね。
なので、これからも細々とやっていけたらいいなと思います。
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