みなさんはひきこもりについてどんなイメージがありますか?
私は小中学生時代に7年ほどと、現在10年ほどひきこもり状態です。
長年ひきこもりをやっていますので
ひきこもりについてはちょっとだけ詳しいと自負しております(笑)
ひきこもりは家に居て楽でいいなぁと思いますか?
答えは、人によるかとは思いますが、
私が知っている限りでお答えすると、
楽ではないです。
ひきこもりはめちゃくちゃ苦しいです。
これは知らない人がほとんどだと思います。
まず、普通の人はそもそも経験してないのでわからないでしょうし、
家にいることで学校や仕事をしてないから楽してると考えるんだと思います。
でも、家から出られない、何もできない、社会との接点がない、
というのは苦しいんですね。
想像してみるとわかるかと思いますが、
自分に価値があると思えなくなったり、自信を喪失します。
これは当たり前にできているとわからない苦しみだと思います。
自分から選んでやっていると思う人もいるかと思いますが、
はっきり言うと、自分で選ぶわけがないです。
なぜなら、苦しいことをわざわざ選んでまでやろうとする人は普通いません。
これも知らない人が多いんじゃないかと思います。
中には甘えてる、わがままだ、怠けだ、という人もいるかと思いますが、
これもまったく違います。
むしろ、それが出来てたらひきこもりにはなってないです。
それができないからこそ、ひきこもりになってしまっている人の方が多いんじゃないかと
私の体感ではそう思います。
精神疾患とひきこもりの関係性については人によるかとは思いますが、
密接には関わっていると私自身は思ってます。
というより、まったく何もないのにひきこもりになることはまずないと思いますし、
なにかしらあるからひきこもりになると考える方がむしろ自然です。
精神的な苦しさからひきこもりになるのか、
ひきこもりの苦しさから精神疾患になるのか、
たまごが先かにわとりが先かはわかりませんが関係性は少なからずあると思います。
それだけひきこもりは苦しいんですね。
では、なぜ苦しいのかというと、
私の場合はですが、大きいところで言うと、
世間から孤立することや家族関係が悪くなることですね。
完全に断絶と言っていいほどに世間から孤立しますし、
家族関係についても修復が不可能な状態になります。
そして、私の経験からお話しすると、
外の世界と家族などに対して不信感、恐怖感を持つようになります。
これも、不信感、恐怖感があるからひきこもりになるのか、
ひきこもりだから、不信感、恐怖感が生まれるのかは、
にわとりとたまごの関係ですね。
今は、インターネットの発達や、
理解・知識のある親や家族が増えたこと、社会的な支援が増えたことで
改善されつつあると思いますが、
私の子供時代は悲惨でした。
人によっては時代が変わっても、今まさに、という人もいるのではと思います。
ひきこもりの苦しさを少しでも多くの人に知ってもらえたら
当事者の人やその周囲の人が楽になるし、
そもそもひきこもり自体が少なくなるんじゃないかと思います。
ひきこもりは本人の問題ではなく社会が生み出す問題です。
これもたぶん逆に思ってる人が多いのではないかと思います。
というより、社会のひずみの噴出がひきこもりだと私は思っています。
ひきこもりを生み出さない社会になってほしいですし、
ひきこもりの当事者・当事者家族への支援、
また、支援を得ることのハードルを下げることも大事です。
これがたくさんの人にわかってもらえたら世の中は少し良くなる気がします。
当たり前の事ばかり言いましたが、
意外と知らない人も多いのではないかと思い、あえて書いてみました。
みなさんはどのように感じたでしょうか?
ぜひコメントいただけると励みになるので嬉しいです^^
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