私は小中学生時代、友達がほぼいませんでした。
なので、ときどき仲良くしてくれる人がいると
友達に飢えているので(笑)すぐ飛びついてしまうんですね。
小学校の高学年の時に、一時期仲良くしてくれた子がいました。
そんなある日のこと、私の家の近くにマクドナルドが出来たのです。
東北の田舎町だったので初めてのマクドナルドにみんな大騒ぎでした。
(今では珍しくないですが、当時30数年前は珍しかったのです)
その子が私の家に遊びに来た時に
「マックが食べてみたい」と言い出しました。
マクドナルドをそれまで食べたことがなかった私も興味がありました。
しかし、その子は続けてこう言ったのです。
「今はお金がない、でも食べたい」と。
私はどうしようか迷って親に相談しました。
親から500円渡されて、これで買ってきなと言われました。
私とその子でマックに行きセットを買って分け合って食べました。
それはそれで楽しかったのです。
初めてのマクドナルドを友達とわけあって食べるという、
私にとってはとても楽しい思い出です。
しかし、その日以降、雲行きがあやしくなります。
その子は毎日来ては「マックが食べたい、お金がない、買って」
と言いはじめました。
私は計3回ほどおごり、4回目にさすがに親からもうダメと言われたのです。
それをその子に伝えたところ、「じゃあ帰る」と言われ、
それ以来その子との交流はなくなりました。
私は落ち込みました。
やっぱりおごるべきだったんじゃないかと悔やんだのです。
おごらないと言ったために来てくれなくなったとその時は本気で思ったのですが、
今思うと、たかられたんですね。
他にも、こんなことがありました。
夏休みによく来る子がいました。
なぜか夏休みになると遊びに来るようになったのです。
そんなある日、その子が遊びに来た時に、
たまたまうちのエアコンが壊れていました。
すると、その子が
「エアコンついてないの?じゃあ帰る」と言い、
その日以来こなくなりました。
今思うと、エアコン目当てだったのです。
(当時は家にエアコンがないのが普通な時代でした、我が家は別に裕福なわけではなく、飲食店を経営していたためつけていました)
そんな経験があり、自分に会いに来る人なんていないんだ…と
すっかり自信を無くしてしまいました。
子供心ながら傷つき人を信用できなくなったのです。
何か相手にとってメリット(お金や価値)がなければ
自分なんて必要とされてないという思いは
いまだにこういった経験を通し根深く残っています。
私以外にも似たような経験をしたことあるよ!って人いますか?
よかったらぜひコメントください^^
コメント