暖かくても水浴びは無理
もう20年以上前のことですが、
バイトで貯めたなけなしの20万を握りしめて上京した時の話です。
最初に就職した会社が用意した
風呂無し6畳アパートに住んでいたのですが、
お金が無かったので銭湯代400円弱(当時の値段)を節約のため
台所の小さな流し台で水浴びしていました。
裸になって窮屈なスペースに体を収めるわけですが、
水って冷たいんですよね。
当たり前ですけど。笑
暖かい日でも水浴びはキツいです(><)
今やったらヒートショックになるので無理ですね^^;
節約?ごはん
ご飯もかなり節約してました。
というより、冷蔵庫が無かったので
生ものを保管しておけないため、すぐ食べられるものか、
保存のきくものしかだめだったので、
海苔と醤油とごはんだけで生活してました。
でもやはり飽きるんですよね。
そんな時に、たまたま貰ったマヨネーズがあったので、
マヨネーズを醤油ごはんにまぜて海苔でまいて食べてました。
気分としてはサラダ巻きのイメージでした。笑
ちなみにマヨネーズは開封したら冷蔵庫に入れないと腐ります。
常温はだめですよ~
(なぜならこの時のマヨネーズはこのあと腐らせましたw)
ほんと、冷蔵庫って偉大ですね。
光熱費をケチる
光熱費は節約というか、使わないようにしていました。
使わなければ基本料金だけなので。
夜になっても電気はつけないので部屋は真っ暗。
ガスも基本使いません。
(ガス給湯器がありましたがほぼほぼ使いませんでした)
水も基本、飲み水と水浴びとトイレを流すくらいですね。
洗濯は洗濯機が無かったので基本は手洗いでした。
どうしてもだめなものだけはコインランドリーにもっていくんですが、
当時200円(たしかそのくらい)を節約のため
限界まで貯めこんでから持って行ってました。笑
最低限度の生活費は月5万円
とにかく必要最低限で、
家賃入れてトータル5万円弱くらいで生活してました。
当時の家賃は3万7千円でしたので、
1万円ちょっとで1か月生活していたことになります。
でも、すぐに会社をクビになり、アルバイトも続かず
気づけば貯金は減っていき
通帳の残高をみると3万しかなく、
家賃が払えなくなったときは本当に血の気が引きました。
頭の中がどうしようでいっぱいで、でもどうにもならず
ギリギリなんとかバイトのお金が入って家賃が払えた時はほっとしたのですが、
払ったら払ったで今度は生活のためのお金がなく、
死を覚悟したのをいまだに恐怖とともに思い出します。
現在の生活
現在は、住む場所も食べ物もあり、ありがたいことだなと思います。
ふとした時に苦しかった頃を思い出し、贅沢になっている自分に気が付きます。
当たり前と思っているものは当たり前じゃないんだなぁと
時には自分を戒める時間があったりなかったり^^;
人って贅沢になりますよね。
今あるものが当たり前だと思ってしまう。
「足るを知る」ということを忘れてしまいます。
今日はそんなことを考えていました。
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